振袖に必要な和装小物って?成人式に向けて準備しよう!
目次
着付けに必要な小物
振袖を着るときに必要な小物の総称を「和装小物」といいます。和装小物は、表に見えるものと見えないものの2種類に分かれます。ここでは、表からは見えない小物9点を紹介します。1. 足袋(たび)
足袋は、振袖を含む和服を着る時に足に直接履く衣類です。日本固有の伝統的な衣類で「こはぜ」と呼ばれる特有の留め具で固定します。靴下とは造りや素材が違うため、普段の靴のサイズで選ぶとサイズが合わないことが多くあります。一般的に足袋は綿素材であることが多く、あまり伸び縮みしません。足袋を購入する際は、通販ではなく店頭でサイズを確認して購入するのがおすすめです。2. 腰紐(こしひも)
腰紐とは振袖の着付けで腰に締める紐のことです。振袖の下に着る長襦袢にも使用します。腰紐という名称ですが、衿を固定させる為に胸の下に締めたり、帯を結ぶ時に次の動作がしやすいよう仮で留めておくのにも使用します。使用用途が多いので、振袖を着る際には最低でも3~4本用意しましょう。3. 伊達締め(だてじめ)
振袖の着付けで長襦袢や振袖に使う幅の広い紐です。振袖が着崩れないよう、衿の合わせやおはしょりをおさえます。マジックベルトと呼ばれる、ゴム製のベルトも伊達締めと同じ役割を持っています。伊達締めとマジックベルトの違いは素材や形状です。着付けを担当する着付け師によって使いやすさや使い勝手が違うので、事前に確認するのが良いですね。4. 衿芯(えりしん)
長襦袢の半襟に差し込む、細長い板のようなものです。襟の形をしっかり整えるために使用します。振袖を着付ける時に着付け師さんが差し込んでくれるので、事前の準備は不要です。5. 肌襦袢・裾除け(はだぎ・すそよけ)
長襦袢の下に着る、和装用の肌着です。振袖と肌が直接触れるのを防ぎ、汗や皮脂などの汚れから振袖を守る役割があります。ワンピースのような、簡単に着用できるスリップタイプもあります。多くの場合成人式は冬に開催されます。寒い時期に重宝する「あったかインナー」は肌着から見えてしまい、振袖からも見えてしまうことが多いので注意が必要です。6. 帯枕(おびまくら)
帯枕とは、帯結びの形を整えるために必要な和装小物です。帯揚げで包んで使い、帯で隠れるので表からは見えません。楕円型のものと丸みのある形のものがあります。振袖の帯結びである変わり結びに適しているのは、丸みのある形のものになります。振袖を着る際はこちらを用意するようにしましょう。7. 帯板(おびいた)
帯の間に入れて形を整える板のことを言い、前板と後板という2種類の帯板があります。振袖を着る時はどちらも使用します。前板は正面から見たときの帯のシワを防ぎ、後板は後ろから見たときの帯結びを美しく見せます。帯板は表から見えるものではありませんが、大切な役割を担っています。8. コーリンベルト
コーリンベルトとは、両端にクリップのついたゴム状のベルトのことです。「着付けベルト」と呼ばれることもあります。襟元を固定し、着崩れを防ぎます。腰紐や伊達締めの補助をする小物になります。美しく崩れにくい着姿を保つために長襦袢と振袖両方に使用するのもおすすめです。9. 三重仮紐(さんじゅうかりひも)
振袖の帯結びに欠かせない小物のひとつである三重仮紐。ゴムが三本重なっている紐です。重なった三本のゴムの間に帯を通し、押さえることで華やかな帯結びを作ることができます。 表からは見えなくても大切な役割のある小物について、参考になりましたか?振袖を購入またはレンタル予定の方は、小物がセットに組み込まれていることがほとんどなので安心です。着姿を美しく彩る小物【コーディネート小物】
ここまでは、表からは見えない小物について紹介しました。ここからは、振袖のコーディネートに必要な表から見える小物10点を紹介します。「振袖の小物」というとこちらを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。是非、今後の振袖選びや小物選びの参考にしてください。1. 帯締め(おびじめ)
帯締めとは、結んだ帯が緩まないように帯の上に結ぶ紐のことです。洋服でいえばベルトのような役割を担っています。着姿の中心に位置する小物なので、コーディネートの上でも重要なポイントとなります。最近では、おしゃれでかわいいデザインの帯締めも増えています。帯締めの中にも様々な種類があるため、具体的にどういうものがあるのかを紹介します。 ●飾り付き帯締め 振袖の着姿をさらに華やかにする飾り付きの帯締めは、長年人気があります。花の形のようなかわいらしいものや、パール付きのものなど種類も様々です。また、帯締めの結び方にもポイントがあります。例えば、飾りを強調させたい場合は、結び目を後ろにすると良いです。反対に、飾りの横に結び目を作ることで帯周りにボリュームを出すコーディネートも印象に変化がつけられるのでおすすめです。 ●丸ぐけの帯締め 丸ぐけの帯締めとは、真綿を布で包み仕立てた帯締めのことです。振袖用だと、色の種類も豊富で刺繍が施されているものもあります。ボリュームと存在感があり、個性的に見せられます 。アンティーク風な着こなしにもぴったりです。 ●平組の帯締め 平組の帯締めとは、平たく組まれた組み紐でできた帯締めです。帯締めの中ではもっとも一般的なもので、 振袖用はやや太めに作られています。人気の無地振袖やクラシックな着こなしに合わせると、洗練されたイメージを演出できます。2. 帯揚(おびあげ)
帯揚は、帯結びを保ち綺麗に見せるために使用します。正面から見たときに帯の上に見えます。振袖の場合、帯揚は思い切り見えるように着付けをすることが多く、コーディネートのポイントとなります。近年トレンドのくすみカラーを取り入れた帯揚も見かけるようになり、ワントーンコーデなどおしゃれなコーディネートにもぴったりです。 ●絞りの帯揚 重厚感のある絞りの帯揚は、ふんだんに見せることでワンランク上の高級感ある着こなしができます。 ●金糸・銀糸入りの帯揚 金糸や銀糸が織り込んである、華やかな帯揚です。ラメのようにキラキラしている華やかなタイプもあります。リボンのように結んだり、アレンジ次第で様々な印象に見せることができます。 ●柄入りの帯揚 市松や麻の葉などの柄がプリントされた帯揚は、カジュアル感が強いためあまり振袖には使用しないものでした。しかし、無地の振袖や帯の人気が広まってきたことで、着こなしに抜け感をプラスすることができるおすすめアイテムのひとつです。3. ひよく衿(ひよくえり)
ひよく衿とは、振袖の衿元に重ねてつける小物です。昔から、「良いことがいくつも訪れますように」という想いを込めて、衿を重ねて着用するという言い伝えがあります。ひよく衿をつけることで、襟元に華やかさや豪華さをプラスすることができます。「重ね衿(かさねえり)」や「伊達衿(だてえり)」とも呼ばれます。4. 草履(ぞうり)
草履は、日本の伝統的な履物です。明治時代以降に靴が普及するまで日本で広く履かれていました。現在でも、振袖を含む和装を着るときは草履を履くことがほとんどです。普段履きなれない草履は足を痛めてしまったり、疲れてしまったりすることもあります。草履を選ぶ際は、必ず試着をし「花緒(はなお)」部分がきつくないか確かめましょう。振袖では、モダンなイメージを演出するために草履ではなくブーツやパンプスを履いても良いですね。